【S7 最終131位/レート2005】ホウエン男児によるホウエン軸①

生まれは福岡県九州地方、初めてのポケモンはルビー・サファイア
生粋のホウエン男児、46(シンプルでカジュアル)と申します。
人生初の最終レート2000達成した喜び、最終順位2桁まであと1勝だった悔しさの両方を構築記事という形で残したいと思います。

 

 

【使用構築】

 

ホウエン軸について】

構築のテーマはホウエン
選択肢が無限にあると、逆にどのポケモンを使ったらよいか困惑してしまう性分なので、何か丁度いい縛りを設けたらよいのでは?と考え、思い入れの強いホウエン地方ポケモンを軸に構築を組むことにしました。

最初は6体全員ホウエン地方ポケモンで統一する、俗に言う「ホウエン統一」で挑もうと考えたが、ホウエン地方ポケモンだけでは対応できない範囲が広く、今の自分の実力では勝ちきれないと判断し、プロ野球で言う「助っ人外国人」のノリで、他の地方のポケモンを自由枠として招聘した、ホウエン5体+自由枠1体の体制で構築を組むことで方針を固めました。ちなみにトドロクツキ・テツノカイナはホウエン地方ポケモンとしてカウントしております。異論はあると思いますが、あくまで僕が勝つためにつけた縛りルールですので、多めに見てやってください(笑)

ここまで長くなりましたが、以下構築紹介していきます。

 

【構築経緯・個体紹介】

①トドロクツキ@ブーストエナジー <ひこうテラスタル>

〇調整(要点のみ)
 H181(4) - A189(100) - B118(212) - ×× - D122(4) - S163(188)
 素早さ 最速ミミッキュ抜き
 防御  ノーマルテラスカイリューしんそく耐え(乱数2発:5.46%)
 攻撃  できるだけ高く

〇採用理由
ホウエン軸を組むにあたって、1番最初に採用したポケモン
素早さと火力が高い、ホウエン地方の中で頭一つ抜けたアタッカー。

〇解説
耐久・火力・素早さどれをとっても無駄のない美しい型。エナジー+アクロバットの瞬間火力は中毒になるほどの破壊力がある。りゅうのまいなどで素早さを上昇させて全抜きを計るアタッカーにおいて、カイリューなどの先制技には最低限耐性をつけないといけないので、防御にできるだけ努力値を割いた。素早さに関しては、最速ミミッキュの上から攻撃できていれば勝ってた試合が何試合かあったのでミミッキュを意識。アクロバットに次ぐ攻撃技の候補として、かみくだくやじしんが上がってくると思うが、ロトムを意識してかみくだくを採用。みがわりはキョジオーンやヘイラッシャ、チオンジェンを崩す手段としてかなり助かった。コータスなどで起点を作ってから全抜きを計るも良し、初手からテラスタルを切るも良し。選出パターンにもバリエーションがあり、エースとしてこの構築を支えてくれた。

〇備考
シーズン序盤は、古代活性で素早さが上昇するよう努力値調整した「こだわりハチマキ」型で採用。コータスと組み合わせて、パオジアンやスカーフポケモンなどの上から高火力を押し付けてランクを上げていた。しかし、キョジオーンやヘイラッシャを崩すだけの火力がないことがストレスでこの型は不採用となった。僕の性格的に、殴り合いの末負けることはそこまで気にしないが、すべての攻撃を受けられてじわじわ削られて負けることが一番ストレスを感じるので、トレーナー気質も影響しての不採用となった。

 

コータス@オボンのみ <あくテラスタル>

〇調整(要点のみ)
 H176(244) - A105(0) - B211(252) - C105(0) - D92(12) - S36(0)

 オボンのみ発動用HP偶数調整

 防御MAX

〇採用理由
トドロクツキをりゅうまい型で採用したことで、安全にりゅうのまいを積む為の起点作成+裏のタスキポケモンカイリューまで貫くためのステルスロックが欲しかったので採用。同じ役割としてバクーダが第二候補としてあがったが、見た目に反して耐久力がないこと、パオジアンの氷技が等倍であることが決め手で、コータスが一騎打ちを制した。

〇解説
環境TOPの物理アタッカー、パオジアンに対して耐性があることが一番の強み。パオジアンのあく技、ミミッキュやハバタクカミなどのゴースト技に耐性をつけるため悪テラスタルを採用。ステルスロックによる蓄積ダメージが弱点なので、オボンのみで削れたHPを補わないと受けとして不安定となる。ふんえん>かえんほうしゃの理由としては、主にミミッキュの化けの皮を剥ぐときに、ついでに焼いてほしい場面が多々あるので、やけどの追加効果の確率が高いふんえんを採用。最後の技はコータスにしては珍しいフレアドライブ。主にめいそうハバタクカミや、ちょうのまいウルガモスに対して打っていく。ひでりの火力補正込みで、無振りハバタクカミに対して確定1発、耐久振りウルガモスに対して確定2発など、想像以上の火力を発揮する。

 

③テツノカイナ@じゃくてんほけん <ひこうテラスタル>

〇調整(要点のみ)
 H235(44) - A198(156) - B160(252) - xx - D89(4) - S77(52)
 耐久  いじっぱいカイリューのじしん2発確定耐え
 攻撃  HP212振りカイリューをじゃくほ発動冷凍パンチ確定1発
 素早さ テツノカイナ・マリルリ・ディンルーより早く動きたい

〇採用理由
九州男児に多いガッチリボディ。
対面でカイリューを倒すポケモンが欲しかった。

〇解説
だいたいのカイリューに勝てる自慢のテツノカイナ。どの構築にもカイリューが入っていて、初手から飛行テラスタルなどで崩される試合が多かったので、初手に投げてカイリューに打ち勝てるポケモンとして採用。カイリューのみならず、構築単位で重いセグレイブに対してもじゃくてんほけんを発動して殴り勝てる。また、かなり防御方面に努力値を割いているので、剣の舞を積んだパオジアンの攻撃を耐えることができるため、コータスが選出できないときのパオジアン受けとして役割を持てたこともよかった。

 

キノガッサ@きあいのタスキ <ゴーストテラスタル>

〇調整(要点のみ)
 H135(0) - A198(236) - B103(20) - xx - D80(0) - S122(252)

 ようきキノガッサマッハパンチ乱数耐え(28.51%)

〇採用理由
九州男児が好むシンプルな殴り合いが強いポケモン
トドロクツキ等で初手テラスタルから負荷をかけていく戦術において、テラスタルを切らずに相手のポケモンを最低1体落とせるポケモンが必要と感じ、ホウエン地方でNo.1の対面(1on1)性能を誇るキノガッサを採用。

〇解説
シーズン7のMVP。説明不要なきあいのタスキ型で採用。サーフゴーやコノヨザルなど、選出の段階で対策されていない場合は迷わず投げたいが、調子乗って初手から投げるとくさテラスタルやラムのみで返り討ちに遭うことが多かったので、基本的には2体目以降に投げる。ゴーストテラスタルカイリューしんそくを意識。タネマシンガンの当たる回数、ねむりの起きるタイミングなどギャンブル要素も多いポケモンではあるが、がんせきふうじによるS操作や、マッハパンチによる強力な先制技など1on1にとって強すぎる性能満載なので、ホウエンのみならず全ポケモンを見渡してもTOPクラスの強さだなと改めて感じた。

 

ボーマンダ@こだわりメガネ <ひこうテラスタル>

〇調整(要点のみ)
 H177(52) - xx - B108(60) - C176(236) - D101(4) - S140(156)
 耐久  いじっぱりイダイナキバのアイススピナー耐え(6.25%) ←いかく込み
 素早さ 準速イダイナキバ抜き

〇採用理由
前述までの4体でしんどいポケモン対策。
・コノヨザル(キノガッサコータスの眠り戦術が効かない)
ガブリアス・イダイナキバ(コータスが不利なじめんタイプのアタッカー)

〇解説
初見殺しの特殊アタッカー。これまで紹介してきたポケモンがほぼ物理アタッカーだったため、特殊アタッカーで採用。火力がしょっぱいことから持ち物はこだわりメガネ一択。有利対面を作った際、ほぼ全プレイヤーが物理アタッカーとして認識してくれるので、ヘイラッシャやカバルドンなどの物理受けポケモンが裏から出てくることが多く、その時点で勝ち確定の試合となり気持ちがよかった。主にディンルーなどの低速ポケモンに対してひるみも狙えるエアスラッシュ、命中安定かつ型の誤認を狙えるテラバースト、一撃で吹き飛ばしたいときに打つぼうふうとひこう技を3つ採用。それぞれ打つ場面があり、どれも欠かせないピースだった。サーブゴー意識のだいもんじは一度も打つことはなかった。シンプルにいかくという特性もバリ強い。

 

⑥ハバタクカミ@こだわりスカーフ <フェアリーテラスタル>

〇調整(要点のみ)
 H143(100) - xx - B103(220) - C195(184) - D155(0) - S156(4)
 耐久  おくびょうイーユイのオーバーヒート確定耐え
     いじっぱりカイリューのひこうテラバースト確定耐え

〇採用理由
カイリューしんそくを透かせるゴーストタイプが欲しい。
構築単位で素早さが遅い。

〇解説
サーフゴーとハバタクカミで迷った結果、上から攻撃してほしい対象のポケモンを想定した結果ハバタクカミを採用。特にスカーフ率の高いイーユイに対しての相性やパオジアンのふいうちに対する耐性が決め手となった。タイプ一致のムーンフォースシャドーボール、イーユイやテツノドクガに弱点をつけるパワージェム、オニゴーリやクエスパトラなどに対して打つほろびのうたを採用。前述5体では対応できなかった範囲を見事にカバーしてくれた。素早さが高いという強みは、ポケモンバトルにおいてかなり重要な点だと改めて感じた。

 

【反省点・苦手なポケモン

この構築では、全体的にカイリューをかなり意識して努力値を配分している。構築を組んでいく過程で、序盤カイリューに苦手意識を覚えていたことが理由である。結果カイリューに対しての苦手意識は払拭されたが、逆に過保護になっていた気がする。特にハバタクカミという自由枠のチョイス、努力値の配分はカイリューではなく他の苦手なポケモンを強く意識した方が最善の策だったと感じる。以下にその代表例を紹介する。
・ハバタクカミ(特にメガネ型)
 →明確な特殊受けがいなかったため、テラスタルを切らないと誰も受けられない。
・チオンジェン+どくびし
 →トドロクツキのみがわりで崩すルートがどくびしにより険しくなる。

シーズン7では2度、2桁チャレンジがあったが、どちらもどくびし+チオンジェンにやられてしまった。トラウマ級に苦手意識を覚えてしまった。

 

【最後に】

ホウエン軸構築で約1ヵ月ランクバトルをしてみて、ランクマッチを始めた頃の好きなポケモンで勝つ喜びを思い出しました。また、勝てないときにポケモンをコロコロ代えずに、持ち物や技構成、努力値を代えるだけでも全然違うことを学びました。来シーズンはランドロスなどの強力な準伝説が選択肢に加わってきますが、何故かラティ兄弟・レジ兄弟のホウエン地方の準伝説が解禁されませんでした。ホウエン男児として激しく憤慨しております。彼らが解禁されるまでは、一旦別の縛りをつけて構築を組んでみようと思います。いずれは、最終順位2桁を達成できるよう日々精進したいと思います。不定期ながらYouTubeポケモンの対戦動画を投稿しておりますので、是非ご覧ください。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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